JL北海道地域本部(細貝大衛本部長、光輪ロジスティクス)は7月8日、ホテルポールスター札幌で2023年度JL北海道地域本部大会を開催、来賓や協力会社を含め、約140人が参加した。
細貝本部長は、「先般のJL連合会の総会により、連合会の高野徹副会長(北海小型運輸)が退任し、理事として私に加え、北海道地域本部の前副本部長の工藤英人氏(工藤商事)に新たに就いてもらった。地域本部では、私が本部長、長谷川朋弘氏(弘和通商)が副本部長を継続し、新たに高橋伸行(大真運輸)、菅原美智幸(緑東運輸)の両氏に副本部長に就いてもらった。今後2年間、この体制で引っ張っていく」と役員人事を紹介。
また、「荷主は物流に危機感を抱いており、未だに交渉を受け付けないという話もあるが、信じられない。同業の荷主の場合は、取引の多重構造の影響で、運賃が上がらない傾向がある。JLでは、自社で運んでも採算が合う運賃で情報を流してもらいたい。北海道地域本部では稼働実績を確実に伸ばしており、これは実務者の努力のおかげ。実務者にスポットを当てて、さらなる活性化を図っていきたい」と述べた。
報奨制度表彰式では、取引高前年対比UP率上位組合としてJL苫小牧(134%)、JL東北海道(134%)、JL道央(114%)が表彰されたほか、取引高前年対比UP率上位組合員として輝運輸(282%)、ネストロジスティクス札幌支店(267%)、カネツ(194%)、同UP金額上位組合員としてエス・シー・ティ、ネストロジスティクス札幌支店、米澤通商、契約1・契約2数上位組合員として対馬運送、増員数上位組合としてJL道央、JL旭川、JL苫小牧がそれぞれ表彰を受けた。
また、社会貢献活動として、丸日日諸産業(ユネスコへのカレンダー寄贈)、緑東運輸(路肩草刈り・清掃)、富良野通運(小学生に向けた農産物の収穫・運搬に関する勉強会開催)、西尾運送(路肩清掃活動)、ジャスト・カーゴ(小学生に向けたはたらく車の体験学習の開催)、戸田運輸(中学吹奏楽部への楽器寄贈)の6社が表彰を受けた。
このほか、プロでキューブの高柳勝二社長が「安全の『考え方・伝え方・やり方』〜会話と笑顔で増やす・事故と時間を減らす」をテーマに講演を行い、職場の安全性を高めるための心構えや具体的な取り組みを説明した。