アクティオホールディングス(小沼光雄社長、東京都中央区)は10月3日、グループ会社の総合建設機械レンタルのアクティオ(小沼直人社長、同)と共成レンテム(石井丈夫社長、帯広市)が北海道初のテクノパークとなる「千歳テクノパーク統括工場」を設立し、同10日から稼働すると発表した。
アクティオは、2001年の佐野テクノパーク統括工場を皮切りに、研究開発拠点・トレーニングフィールドを兼ね備えた大型の整備・物流工場を全国に展開。整備工場・研究開発の場、さらには人材育成や災害時の機械・機材供給基地として、地域社会とのつながりや防災拠点としての重要な役割も果たす施設として配置している。
今回稼働を開始する「千歳テクノパーク統括工場」は、全国7カ所目のテクノパーク統括工場。敷地面積が5万5800.37㎡、延べ床面積は1万1943.84㎡の鉄骨造2階建て、札幌市を中心とする道央圏の物流を担う、アクティオと共成レンテムの合同工場であり、「テクノパーク」初のグループ会社との合同工場となった。グループ会社である北央貨物運輸(山田裕之社長、富良野市)も千歳テクノパーク統括工場にて配送業務などを行う。
道内屈指の生産拠点に加え、札幌圏のデリバリ基地をも担う工場として、物流機能も兼ね備え、迅速な積込・積降しによるスムーズな車両の流れを追求した。また、機械整備の内製化を強化することで整備スピードや整備内容を向上させ、品質の高い機械の安定供給を実現し、道央圏内、更には北海道全域で顧客のビジネスに貢献していくとしている。