日本気象協会(渡邊一洋理事長、東京都豊島区)は10月3日、「気象と物流」をテーマとしたシンポジウムをホテルポールスター札幌で同31日に開催すると発表した。
テーマは、「気象状況に応じた北海道の効率的な物流体系の確保に向けて」。
主催は同協会北海道支社、北海道道路管理技術センター、北海道開発技術センターとの共催。北海道開発局、北海道運輸局、札幌管区気象台、北海道、札幌市、NEXCO東日本北海道支社、土木研究所寒地土木研究所、北海道開発協会、北ト協、土木学会北海道支部、日本気象学会北海道支部、日本雪氷学会北海道支部、北海道経済連合会、北海道商工会議所連合会、日本物流学会北海道支部、日本技術士会北海道本部、雪氷ネットワークが後援する。
北海道の物流において、目的地だけではなく経路上の気象状況に応じた適切かつ効率的な物流体系の確保が大きな課題と捉え、学識経験者、行政、物流関係者、気象専門家で、将来の北海道の物流体系のあり方を議論する。
「気象状況に応じた北海道の効率的な物流体系の確保に向けて」をテーマにパネルディスカッションが行われ、北海道大学大学院工学研究院の萩原亨教授、同研究院の高橋翔准教授、北海道開発局 建設部道路計画課の松本一城道路調査官、ラルズの松尾直人専務、北海道物流開発の斉藤博之会長、日本気象協会社会・防災事業部の小笠原範光副部長らが登壇する。
このほか、Edge-AIを活用した冬期道路交通の可視化の研究についての講演が行われる。
定員は180人。参加費は無料。
同協会北海道支社では、2016年から公開シンポジウムを開催しており、2020年以降は新型コロナウイルス感染拡大の影響を考慮し、座談会形式での「誌上シンポジウム」へと変更。昨年から聴講者を交えた公開シンポジウムを再開している。