ほくやく空知支店 新築移転へ

ほくやく・竹山ホールディングス(眞鍋雅信社長、札幌市中央区)は12月11日、連結子会社で医薬品卸売事業を展開するほくやく(同)の空知支店を新築移転すると発表。砂川市の道央砂川工業団地内に建て、敷地面積は2万6864.06㎡、建築面積は4314.89㎡、延床面積は4140.30㎡、鉄骨造、平屋建て。2024年5月稼動の予定。
新築される建物には、砂川・滝川両市内にある医薬品卸売事業の「ほくやく空知支店」のほか、病院内物流管理の「ほくやく空知SPDセンター」、医療機器卸売事業の「竹山空知支店」、介護事業の「マルベリーさわやかセンター空知」のグループ4拠点を統合する。

同社は2006年のほくやくと竹山の経営統合以降、シナジー効果の向上を図るため拠点統合を進め、これまでに北見・旭川・名寄・函館・室蘭・岩見沢・釧路を統合してきたが、全てほくやく(医薬品卸売事業)と竹山(医療機器卸売事業)の統合だった。介護事業まで包含する空知のグループ4拠点の統合は、同社としては初めてとなる。

ワンフロアで運用することにより、多層階構造と比べ、スペースや作業動線等の業務 効率化が可能。自家発電装置を設置し、商品棚への耐震補強を施すなど、地震などの自然災害時にも 安定供給できる体制を整える。
また、保管中の医薬品の品質管理のため、倉庫および保冷庫の温度マッピング・モ ニタリングを実施。保冷庫を二重構造とし前室と本室を設けることで、保冷庫本室の温度を2℃から8℃に維持する。このほか、商品倉庫における衛生環境を適切に維持するため、庫内清掃・防虫防鼠の管理を実施する。GDPガイドライン(2018年に厚労省が発出した、医薬品の適正流通ガイドライン)に準拠した管理体制を構築する。
配送エリアは、ほくやくと竹山が滝川市、砂川市、深川市、歌志内市、赤平市、芦別市他、マルベリーが滝川市、砂川市、深川市、芦別市、留萌市、羽幌町他。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする