ニトリホールディングス（白井俊之社長、東京都北区）とホームロジスティクス（丸橋雄一社長、同）、富士通（時田隆仁社長、同港区）は１月23日、ホームロジスティクスが運営する配送センターの配車システムに、富士通の量子インスパイアード技術「デジタルアニーラ（組合せ最適化問題を解くことに特化したドメイン指向型コンピューティング）」を軸とするソリューションを活用した配送最適化技術を導入し、全国80カ所の配送センターにて本格的に運用を開始したと発表。
ニトリグループでは、配送ルートの作成における作業時間の短縮、属人化の解消や今後も増え続ける取扱個数に対する配送効率の向上が課題だった。同配車システムにより、トラックの積載量やドライバーの作業時間、走行距離を考慮した最適なルートを高速で導き出すこと が可能となり、商品配送におけるドライバーの労働時間の短縮を実現する。CO2排出量の削減による地球温暖化や大気汚染などの環境負荷軽減にも貢献する。
「物流品質の向上により、今後もお客様のさらなる利便性向上に取り組んでいく」としている。
