社会貢献型ショッピングサイト「KURADASHI」を運営するクラダシ(関藤竜也社長、東京都品川区)は2月17日、仁木町と食品ロス削減に向けた連携協定を締結したと発表。
同社は、賞味期限の切迫や季節商品、パッケージの汚れやキズ、自然災害による被害などの要因で、消費可能でありながら通常の流通ルートでの販売が困難な商品を買い取り、ショッピングサイト「KURADASHI」で販売することで食品ロスの削減に取り組んでいる。また、売り上げの一部を社会貢献活動団体へ寄付するなど、様々な社会課題の解決に向けて、幅広く事業を展開している。
仁木町は、「果実の町」として産業活性化をはじめ、SDGs達成を目標とした取り組みを実施している。今回、一次産業活性化に不可欠である、食品ロス削減に向けた取り組みを強化するとともに、地元の特産品や町の魅力発信を通じて関係人口を拡大することを目的とし、連携協定を締結した。
協定内容は、①仁木町民や地域企業に対する食品ロス削減の啓蒙・啓発活動、②「KURADASHI」を活用した地元特産品の購買促進など地域企業の支援、③災害の被害を受けた食品の支援、④フードバンク活動の支援、⑤学生の一次産品収穫支援による、未収穫産品の解消と地域活性化ーなど。
同社では、「今後も社会課題の解決を目的とした社会性、環境性、経済性に優れた活動を続け、日本で最も食品ロスを削減する会社を目指して努めていく」としている。
「KURADASHI」は、フードロス削減への賛同メーカーより協賛価格で提供を受けた商品を最大97%OFFで消費者(会員)へ販売し、売り上げの一部を社会貢献活動団体へと寄付する日本初・最大級の社会貢献型ショッピングサイト。環境保護や動物保護の団体、新たに設立したクラダシ基金など、全20団体を支援している。
2020年12月現在の主な累計実績は、食品ロス削減数が1万476㌧、経済効果が32億4754万円、CO2削減数が2681㌧、寄付総額が5164万6446円。