北ト協は3月15日、「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準(改善基準告示)」を順守するための簡易ソフト「拘束時間管理表」について、令和6年4月1日適用の新たな基準に対応したバージョンを公開したと発表。「近距離運行用」と「分割フェリー詳細入力対応」の2種類があり、同ト協のHPより、誰でも無料でダウンロードして活用できる。
同ト協の適正化事業部がExcelファイルをベースに作成したもので、同管理表のシートにドライバーの出勤退勤の時刻を入力することで、「拘束時間」や「休息期間」、「深夜勤務の回数」などが違反していないかを自動で判定してくれる。平成27年から会員などに無償に配布していたが、改正された改善基準告示が4月から施行されることに伴い、バージョンアップした。
「関係法令等を吟味し慎重に作成、管理しているが、これらの情報の正確性、有用性、完全性等を保証するものではない。できる限りの検証を行なった上で公開しているが、不具合を確認した場合は、連絡をしてほしい。運行管理、労働時間管理に役立ててほしい」としている。