コープさっぽろ(大見英明理事長、札幌市西区)は8月30日、関連会社の北海道ロジサービス(江別市)で北海道初ロボットストレージシステム「オートストア」導入についての記者会見を行った。
コープさっぽろでは、2018年8月より宅配システムトドック(約37万世帯利用)での薬や日用品など取扱いを今迄より約170%増の1万6000アイテムに拡大。商品アイテム数の拡大にあたり、北海道初のロボットストレージシステム「オートストア」を導入した。
オートストアは人工知能(AI)を内蔵しており、これにより効率的かつ迅速に商品をピッキングすることが可能となった。コンテナ数は約1万4000箱、コンテナを取り出すロボットは70台。総投資額は約8億5000万円。
オートストア導入の効果について、コープさっぽろの小松均宅配事業本部長は「約300坪のドラッグストアの品番をほぼカバーできるようになり、道内の買い物難民といわれる地域においても、ドラッグストアと同じレベルの商品が提供できる環境を実現できた」と述べ、北海道ロジサービスの眞鍋智幸執行役員専務は「本来450坪程度の倉庫スペースが必要だったところが229坪のスペースで収まり、人員も60人くらいが必要だったところ約半分程度で収まった。非常に生産性が追求できた」と説明した。