JRグループ6社 全国の新幹線物流が連携 東京駅でイベント

JRグループ6社は5月10日、新幹線による荷物輸送サービスが初めて連携し、東京駅で「新幹線でつながる旬食フェア」を同17・18の両日開催すると発表した。6社の各エリアから菓子、弁当など約60 商品の特産物を新幹線で輸送し販売を行うほか、新幹線による荷物輸送サービスをPRする。

JRグループ6社では、「物流の2024年問題」や「CO2排出量削減」、「地方創生」など、社会的な課題解決の一助を担うことを目的に、新幹線などによる荷物輸送サービスに取り組んでいる。新幹線による即日荷物輸送サービスは、JR東日本、JR北海道、JR西日本、JR九州が2021年から本格的な取り組みを開始。その後、2024年にはJR東海が加わり、全国ネットワークとして完成した。速達性や定時・安定輸送、低振動、環境負荷が小さいことを強みとしている。

各社の新幹線による荷物輸送サービスが、新幹線の全区間「新函館北斗駅~鹿児島中央駅」でつながったことを記念し、初めて連携したイベントを開催する。新幹線の速達性とネットワークを活かし、各新幹線で次々と全国各地の特産品などを東京駅に輸送し販売する。また、会場では各社の新幹線による荷物輸送サービスのPRを行う。

北海道からは、根ぼっけバッテラ棒鮨(〆、炙り)、函館みかどのいかめし、みかどのかにめし、天然岩海苔二段弁当、アスパラガス、ニラ、大沼だんごなどが運ばれ、販売される。

運営は、ジェイアール東日本企画(イベント企画) とJR東日本商事(商品販売) が担当。
新幹線による荷物輸送サービスのPR会場では、各社の荷物輸送サービスの紹介パネルやデジタルサイネージの展示、各社の荷物輸送サービス担当者による説明・商談会が行われる。

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