センシードロボティクス(田口大悟社長、東京都港区)は12月9日、住友商事北海道の協力のもと、函館市にある函館五稜郭病院と函館中央病院で屋内配送ロボット「GAEMI」の導入実証がスタートしていると発表した。今後、国内の病院やホテル、リゾート施設などへの導入を進めていくとしている。
「GAEMI」は、アームを利用してエレベーターのボタンを操作することや、ICカードを用いて、セキュリティエリアへのアクセスを実現する。これにより、ハードウェアの改修を要することなく、異なる階への移動やセキュリティが強化されたエリアへの荷物の運搬が可能になる。最大30㌔㌘の荷物を運ぶ。
11月18日から、函館中央病院と函館五稜郭病院で「GAEMI」の実証をスタートしている。函館中央病院は527の病床があり、実証では1階から8階までの薬配送業務を実施。函館五稜郭病院は480の病床があり、実証では4階から3階までの検体の搬送を行なっている。