北済協 通常総代会を開催

北済協(大友龍之理事長、大友運送)は6月20日、札幌パークホテルで第46回通常総代会を開催し、全ての議案が承認された。
 
大友理事長は「前年度より契約台数は任意共済4種目とも増加し、掛け金収入は約2000万円増収となったが、対物及び車両共済の賠償負担額が大幅に増加したため、事故の賠償負担額が6600万円増加し、当期純利益は約4億8000万円と9600万円の減益となった。出資配当は10%の539万円、利用分量配当は23%の3億4900万円とともに最高の率とし、総額3億5500万円を組合員のみなさまに還元する提案を行う。前年度より5900万円の減額だが、過去2番目に高い実績となる」と報告。
続けて、「共済事業の収益の一番の変動要因は事故による賠償負担。継続的に収支の向上をはかるには、事故防止の徹底が最重要課題。各支部の事故防止活動に積極的に関与し、事故による犠牲者を1人でも減らすように協力をお願いしたい」と述べた。また、5月29日に開催した理事会で、常務の中條善文氏を専務に昇格する人事が承認されたと報告した。
平成29年度は、自動車共済事業(対人・対物・車両・搭乗者)の掛金は26億638万円と前年度より0・8%の増加。台数ベースでは6万3895台と同2・1%の増加。自賠責共済事業では、1万5863件と同3・0%の増加、掛金は4億6193万円となった。事故発生状況では、対人事故が271件、対物事故が1569件、車両事故が386件となった。とりわけ契約車両が第一当事者となる死者数は6人となり、前年度より4人の大幅な増加となった。経常利益は5億7428万円となり、利用分量配当金として3億4900万円を計上した。
同30年度は、自動車共済事業の契約台数6万4200台、掛金26億2300万円を計画。自賠責共済事業では契約件数1万6300件、掛金4億7400万円を計画。事故防止事業では、死亡重大事故の発生0件、対物事故発生率7・0%以下、車両事故発生率5・5%以下を目指す。経常利益は6億1882万円を計画した。

また、総代会に先立って安全管理優良組合員表彰が行われ、以下の各社が受賞した。
▽交協連「会長特別表彰」=北創運輸(札幌支部)、鹿追貨物自動車(十勝支部)、荒井貨物(釧根支部)、星和運輸(同)。
▽北済協「理事長表彰」=後志建設工業(札幌支部)、道央建設運輸(同)、田中運送(同)、参商輸送(同)、柳沼運送(函館支部)、ハクセン貨物運送(同)、松前自動車運輸(同)、前川運輸(室蘭支部)、梶野倉庫運輸(同)、田湯産業(同)、富川重機(同)、大和輸送(同)、妹背牛運輸(旭川支部)、たけむら(十勝支部)、北土運輸(同)、忠類運輸(同)、南十勝貨物自動車(同)、道東産業運輸(同)、更別運輸(同)、山口興産(同)、勇足運輸(同)、大前技建工業(釧根支部)、丸三片岡運輸(同)、丸美運輸(北見支部)。

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