北海道運輸局は9月11日、道内のトラックGメンによる活動状況(8月31日現在)などを公表した。
違反原因行為をしている荷主・元請に対する働きかけでは、「要請」が先月と同数の4件(荷主1件、元請3件)だったが、働きかけが4件増加し26件(荷主14件、元請9件、その他3件)となった。
貨物自動車運送事業者への違反原因行為情報の収集(プッシュ型情報収集)では、「訪問・電話調査」が62件増加し905件だった。
トラックドライバーへの聞き取り調査では、8月中に2回(室蘭開発建設部植苗車両計測所、砂川サービスエリア)で行い、今年度5回、累計で6回実施した。
荷主等の物流拠点へのパトロールでは先月より59カ所の増加となり、214カ所の拠点で実施。事前に決めたエリア一帯の荷主等の物流拠点を訪問し、「違反原因行為の防止」 「運賃交渉への誠意を持った対応」などの注意喚起を行なった。
また、「物流業界の2024年問題対策セミナー」「北海道トラック輸送における取引環境・労働時間改善地方協議会」「北海道物流人倶楽部例会」「北海道トラック協会の各部会」などで、トラックGメンの活動について講演を実施、8月中はこれを5回行い、これまで27回の講演を荷主・元請・トラック事業者を対象として実施した。
「北海道運輸局のトラックGメンは、今後もこうした取り組みを着実に積み重ね、取引環境の是正を徹底していく」としている。