北洋銀行「道内企業の経営動向調査」 運輸 売上・利益DIとも大幅に悪化

北洋銀行は7月3日、「第97回道内企業の経営動向調査」の結果を公表した。5月中旬〜6月中旬にかけて全道700社に聞き、371社(回答率53・0%)から回答を得たもの。運輸業は28社が回答した。

2025年4~6月期の実績では、運輸業は売上DIが前期から23ポイント悪化し21、利益DIも41ポイント悪化しマイナス4となった。売上・利益DIとも大幅に悪化し、利益DIでは13期ぶりにマイナスになった。
7〜9月期の予想では、売上DIが横ばい、利益DIはさらに3ポイント下がりマイナス7となった。

企業の声として、運輸業からは「売り上げは、ほぼ横ばいで推移しているものの、燃料油を中心に物価高が影響し、 利益面では苦戦。従業員不足が最重要課題となっており、従業員の満足度調査を実施し、待遇や就業環境などの改善策を図り、就労安定化と採用強化を図っていく」「4月1日から運賃値上げを行ったので確実に収入は増えてくるが、物価高の影 響により運送費も増えているため利益率は上がらない」といったコメントを紹介している。

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