ほくやく 新川のクロスドックセンターを物流DXで高機能化

ほくやく・竹山ホールディングス(眞鍋雅信社長、札幌市中央区)は1月6日、連結子会社で医薬品卸売事業を手掛けるほくやく(同)の新川物流センターに、自走式ロボットを中心とした新物流システムを導入したと発表。
新川物流センターは、医薬品卸として道内唯一クロスドック方式を採用した物流センター。製薬メーカーからの入荷商品を拠点別に仕分けし、北海道内の各拠点へ迅速に発送する役割を担っている。

導入したのは、アイオイ・システム(吉野豊社長、東京都品川区)のノウハウを活用し、プラスオートメーションの自走式ロボット「t-Sort」、重量検品システム「WAS」、デジタルピッキングシステ ム「DPS」を組み合わせた独自のシステム。
これにより、「配送体制を維持し、医薬品の安定供給に貢献」「デジタル表示による数量指示(DPS)と重量検品(WAS)の二重チェック機能により、作業精度が向上」「t-Sortが商品運搬を代行することで、作業者は仕分け箱に商品を投入するだけで作業が完了し、作業者の身体的負担が軽減され、労働環境が大幅に改善」といったメリットが得られたとしている。
なお、同プロジェクトは経産省の「物流効率化先進的実証事業費補助金(荷主企業における物流効率化に向けた先進的な実証事業)」に採択されている。

アイオイ・システムでは、新川物流センターは、道内外のメーカーから仕入れた医薬品を一括で受け取り、全道20支店ごとに品目や数量を仕分け、別のトラックに積み替えて配送する拠点であり、医薬品の分類を一部自動化することで作業時間を35%短縮することができたとしている。

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