エア・ウォーターは3月25日、札幌市が中央区で整備を進めている「水素モデル街区」で、北海道初となる大規模商用水素ステーション「エア・ウォーター水素ステーション札幌大通東」の本格運営を4月1日から開始すると発表した。
同ステーションは、燃料電池車(FCV)に加え、FCトラックやFCバスなど大型商用車両への充填に対応する。水素充填設備を2ライン搭載し、メンテナンスやトラブル時が発生してもいつでも充填できる運営体制としている。2月2日からプレオープンをしていた。

同社は、水素の製造・販売を含む産業ガス事業を行っており、札幌市豊平区と室蘭市の移動式水素ステーション、鹿追町の「しかおい水素ファームステーション」の道内3か所すべての水素ステーションを運営。札幌市では、2030年にFCトラック・バスを合わせて約20台の普及を見込んでいる。