北海道ガス(北ガス、川村智郷社長、札幌市東区)は5月14日、苫小牧西港フェリーターミナルで北海道初となるフェリー向けのLNG燃料供給(LNGバンカリング)を同13日から開始したと発表。
カーボンニュートラル社会を展望した北ガスグループの経営計画に基づく天然ガス普及拡大の取り組みで、同社として初めてとなる船舶分野への燃料供給となった。
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今回のLNGバンカリングは、2023年1月に商船三井、石油資源開、北ガスの3社で締結した基本協定に基づき、商船三井さんふらわあが運航する、苫小牧~大洗航路の新造LNG燃料フェリー「さんふらわあ かむい」に対して実施。LNGローリー車からフェリーへLNGを供給する「Truck to Ship方式」で、これはローリー車を使用するため、大規模な専用設備を必要とせず、柔軟な燃料供給が可能となる。
北ガスグループでは「石狩LNG基地やLNGローリー車といった供給インフラを最大限に活用し、LNGバンカリングを通じて、海運業界の低・脱炭素化に貢献していく」としている。