シズナイロゴス(伊藤功一郎社長、札幌市白石区)は7月27日、物流センター恵庭(恵庭市)で、地域の小学生に向けて「物流社会科見学」を開催した。同市教育委員会が後援し、低学年の児童や保護者ら約160人が参加した。
同社では2012年度から「子ども安全教室・物流教室」を開催しており、内容をブラッシュアップさせながら継続し、今回で11回目。

クラブパートナーとして支援し、輸送・保管協定を締結している北海道コンサドーレ札幌の選手も運営スタッフとして参加、Jリーガーの中村桐耶選手や今冬のミラノ・コルティナ五輪への出場を目指しているカーリングチームの選手が各種イベントに協力した。同チームのフォースを務める清水徹郎選手は物流センター菊水に所属している。
物流体験のコーナーでは、オリコンと台車を使って出荷指示に従って荷物を仮想のセンターまで運び、受領印をもらうという流れで実施。安全教室では、死角や内輪差などトラックの危険性についてクイズを交えながら実演した。このほか、トラックの乗車体験、センター内でのフロアカーリング体験などを提供。スタッフは、道内で販売されるナショナルブランドの加工食品や菓子、飲料などが同センターを出発点として各地の店舗まで運ばれ、店頭に並んでいると紹介した。
伊藤社長は来場者に向けて「物流の楽しさを覚えていただき、お店に商品がどのような流れで届いているかということを知ってもらいたい」と呼びかけた。