北海道電力(真弓明彦社長、札幌市中央区)は12月4日、液化天然ガス(LNG)を初めて出荷したと発表。
LNGの初出荷を契機として、「ガス供給事業」を本格化させる。
ガス供給事業は、タンクローリーにLNGを積み込み、顧客の受け入れ設備に供給するもの。販売方法は、①同社が提携先2社(エア・ウォーターおよび岩谷産業)にLNGを卸供給し、提携先が顧客に販売・輸送する方法、②同社が直接顧客に販売する方法ーのいずれか。
同社では、「顧客の省エネルギー・省CO2につながるESP(エネルギー・サービス・プロバイダ)事業などのトータルエネルギーソリューションをさらに強力に展開していく。今後、電力供給やガス供給に加えて、総合エネルギー企業としてさらなる事業領域の拡大を図ることで、多様化する顧客のニーズに着実に応えていく」としている。