高島屋 北海道と包括協定 道東・道北のご当地フードを物産展で

「北海道」髙島屋(村田善郎社長、大阪市中央区)は北海道(鈴木直道知事)と包括連携協定を2月7日に締結した。道産食品の販路拡大など食産業の振興などを内容とするもので、同協定を北海道が百貨店と締結するのは初めて。
 
同社は1951 年に百貨店で最初に北海道物産展(北海道主催)を開催。新型コロナウイルスの影響により予定していた北海道物産展の開催を見合わせた際には、髙島屋オンラインストア上で同物産展を開催し、販売チャネル確保を通じて生産者の支援に取り組んできた。
また、同社がタイで展開するサイアム髙島屋店内には、北海道の公式アンテナショップ「どさんこ プラザ」を設置、北海道の魅力を海外でも発信している。

同社は、今回の協定の締結を機に、相互の連携・協働のもとで産業振興に向けた取り組みを強化し、一層の北海道経済の活性化に寄与するとしており、同協定に伴って、高島屋大阪店で同15日より、「旭川」「十勝」「釧路」のご当地フードフェアを開催する。同17日よりスタートする「大北海道展」と同時開催となる。

「旭川」「十勝」「釧路」のご当地フードフェアでは、北海道庁の協力を得ることで、今まで物流コストなどが課題となり物産展で取り扱いにくかった「旭川」「十勝」「釧路」地区のご当地フード約80種類を展開する。
同社では「コロナ禍で物産展開催機会が減る中、道北・道東地域の特産品の宝庫である3地区を特集することで、ひとつでも多くの北海道の食の魅力を発信していきたい」としている。

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