物流創造塾スタート シズナイロゴス伊藤会長

シズナイロゴス(伊藤功一郎社長、札幌市白石区)の伊藤昭人会長は4月21日、同社物流センター恵庭第2の研修室で「物流創造塾」の1回目の講義を行った。同塾は、伊藤会長が これまで培った「物流に対する知見や今後の見通し、同社の取り組みや経営のエッセンス」などを少人数による座学及びディスカッションを通して5回にわたって伝えるもので、道内の物流企業・団体から13人が参加。初回は「企業を成長させるには」をテーマとして、活発な意見交換が行われた。

 伊藤会長は、自身の挫折の経験や入社してからの苦労、経営者としての気構え、営業する際のポイントなどを率直に話したほか、同社が行っている新卒者の採用活動、外国人向け日本語学校、日次決算、構内作業員の流動化策などの取り組み内容を説明。
 「企業を成長させるには覚悟が必要。そのためには数値をもとにした目標を設定し、それを外部に示すことが重要。そうすれば行動目標が決まり、周囲を言葉で説得できるになる」と語り、「自社のみならず、物流業界や社会全般のあり方・動向について洞察し、はっきりと自分の考えを示すことができれば、相手からの信頼につながる」と強調した。
 また、「遊び目的や傷を舐め合うような関係ではなく、何があっても真剣に議論ができる真の仲間をつくってほしい。そのためには、自身の理想と思想を高めることが必要だ」と語り、同塾を通して「率直な意見交換や事例紹介などを進め、お互いに優れたモノを創造するようにしていきたい」と呼びかけた。

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