道経連「2020年度国の施策および予算に関する要望書」を各所に提出

北海道経済連合会は8月6〜8日にかけて、自民党道内選出議員、公明党道内選出議員、自民党本部、国交省、経産省、農水省などに対し、「2020年度国の施策および予算に関する要望書」を提出した。
同要望書では、「北海道は全国よりも10年早く人口減少社会に転じた地域」であり、「他地域に先駆けて課題解決に取り組むことによって、近い将来同様の問題に遭遇する国内他地域にも有効な処方箋・モデルを提示することができる」とし、「北海道のみならず、日本の持続的な経済成長と社会的課題の解決に貢献できる」として、様々な施策の実現・検討を訴えている。

物流に関連する項目として、「荷主間や荷主・物流事業者間における情報共有化等による生産性向上に向けた支援の推進」、「特定流通業務施設(倉庫含む)強化に向けた支援の継続と要件緩和」、「JR貨物の線路使用料スキーム等の見直し」、「青函共用走行区間における新幹線高速走行問題の早期解決」、「石狩湾新港でのグローバル化に対応した静脈物流拠点機能の構築」などを国交省に要望した。

また、高規格幹線道路等の整備促進として、「『足寄~陸別』『七飯藤城~七飯』の早期着手」、「『陸別町陸別~陸別小利別』『阿寒~釧路西』『七飯~大沼公園』の早期開通」、「『忠類大樹~豊似』『赤川~函館空港(函館新外環状道路)』『 長沼町幌内~江別東(道央圏連絡道路)』『倶知安~余市』『士別剣淵~名寄』『端野~高野』『尾幌~糸魚川』『音威子府バイパス』『茂辺地~木古内』『厚賀~静内(日高自動車道)』『富良野北道路(旭川十勝道路)』『生田原道路(遠軽北見道路)』の早期開通」、「『豊似~広尾』『黒松内~倶知安』『静内~三石』『遠軽~上湧別』の早期着手」などを要望したほか、「札幌都心アクセス道路の計画段階評価の促進及び早期事業着手」、 「暫定2車線区間の早期4車線化・暫定2車線区間におけるワイヤロープ式防護柵の設置拡大」、「苫小牧中央ICの整備、小樽JCTの改良」などを要望した。

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