北海道労働局は8月29日、管下17の労基署(支署)が、トラック、バス、タクシー・ハイヤーなどの自動車運転者を使用する事業場に対して行った平成30年の監督指導の状況を公表した。
監督指導を行った事業場は全体で214事業場、このうち労働基準関係法令違反が認められたのは180事業場(84.1%)となった。また、改善基準告示違反が認められたのは214事業場(66.4%)となった。
トラックの監督実施事業場数は180事業所、このうち労働基準関係法令違反事業所数は155事業場(86.1%)となった。改善基準告示違反事業場数は128事業所(71.1%)にのぼった。
主な労働基準関係法令違反事項は、全体では多い順に①労働時間(53.7%)、②割増賃金(28.5%)、③休日(7.0%)となった。
トラックでは、多い順に①労働時間(56.1%)、②割増賃金(31.7%)、③休日(8.3%)だった。
主な改善基準告示違反事項は、全体では多い順に①最大拘束時間(41.6%)、②総拘束時間(39.3%)、③連続運転時間(30.8%)。
トラックでは、多い順に①最大拘束時間(45.0%)、②総拘束時間(42.8%)、③連続運転時間(35.6%)だった。