北洋銀行と北海道銀行は7月21日、札幌市中央卸売市場における水産物の決済を担う札幌水産物精算(高橋清一郎社長、札幌市中央区)と「リアルタイム口座振替サービス」の契約を締結したと発表。取扱開始予定日は2021 年1月下旬。
「リアルタイム口座振替サービス」とは、収納企業と取引先の商取引に連動し取引先の同行預金口座か ら口座振替による即時決済を行うサービス。市場精算システムへの「リアルタイム口座振替サービス」活用によるキャッシュレス決済導入は、国内で初めての取り組みとなる。
札幌市中央卸売市場の水産物部では、商品を仕入れる側(支払側)である、買出し人・売買参加者の代 金の決済をこれまで、「銀行振込み」「現金払い」「小切手の支払い」等により行っていた。
今回導入した「リアルタイム口座振替サービス」は、商取引に連動し、支払い側の当行預金口座から即時決済を行うため、現金や小切手の取り扱いが不要となる。
キャッシュレス決済である「リアルタイム口座振替サービス」の導入により、「現金や小切手の取扱い減少に伴う事務の効率化」、「現金や小切手の紛失・盗難リスクの極小化」、「接触機会の低減による新型コロナウイルス感染症予防」などにつながるほか、「キャッシュレス化を行うことにより、登録者・精算会社双方の事務負担の軽減や業務効率化も図れる」といったメリットがある。