JX金属(村山誠一社長、東京都港区)と、丸運(桑原豊社長、同中央区)は8月6日、丸運が全株式を保有する北豊運輸(由井徹社長、苫小牧市)の株式の34%をJX金属に譲渡することに合意し、譲渡が完了したと発表。
北豊運輸はJX金属グループが取り扱う硫酸の北海道地区における輸送を担っている物流会社。JX金属は今回の株式の取得を通し、北豊運輸の経営に参画することで同地区における硫酸輸送基盤の強靭化を図り、同事業の一層の競争力の強化を目指していくとしている。
また、丸運は引き続き筆頭株主として経営に携わるが、JX金属が経営に参画することにより、北豊運輸の経営基盤の強化が期待できるとしている。
丸運は従前よりJX金属グループの物流業務において主要な役割を担っているが、今回の株式譲渡を契機に、重要なパートナーとしての関係性をさらに強固なものとしていく考え。
両社のシナジーを追求することで、社会の発展と革新に欠かせない非鉄金属製品の物流の安定化・効率化を推進していく。