北海道運輸局は12月19日、北見運輸支局において、保存期間が満了していない自動車運送事業申請関係書類3件分の所在が不明であることが判明したと発表。
令和4年10月に自動車運送事業申請にかかる行政文書開示請求があり、当該文書を探索したところ、対象となっている文書のうち1事業者3件分の書類が本来保管されている場所になかった。捜索を行ったが発見には至らず、状況を検証した結果、ほかの書類に紛れて紛失したと判断した。
紛失した文書については、廃棄処理した事実が確認できていないものの、外部に流出したという事実は認められていないとしている。
明確な発生原因は不明としており、行政文書の管理体制が十分でなかったことが原因であると考えられるとしている。
「当該事案は、自動車関係行政に対する信頼を著しく低下させるもので、誠に申し訳なく、深くお詫び申し上げる。今後、このようなことがないよう行政文書の適正な管理の徹底に努めていく。北海道運輸局としては、北見運輸支局に対し厳重に注意するとともに、全職員に対し文書管理の重要性への認識を改めて徹底し、研修を実施するなど再発防止に努めていく」としている。