エネコープ  IoT/AI活用し灯油を効率配送

生活協同組合コープさっぽろ(大見英明理事長、札幌市西区)は9月24日、関連会社であるエネコープ(渡邉美彦社長、同中央区)が根室市において組合員への灯油配達を行っている根室観光交通(秋穂智久社長、根室市)と連携し、IoT/AI技術を活用した灯油の効率配送を10月1日より根室市から導入すると発表した。

各家庭の灯油タンクに設置した自動残油感知システムにより取得したデータから、人工知能技術を活用して最適な配送タイミングを把握し、効率的な配送を実現するもの。また、遠距離配送や人口減少地域への配送にも柔軟に対応でき、灯油切れの防止にも役立てる。
IoT/AIシステムは、ゼロスペック(多田満朗社長、東京都新宿区)が提供する。同社では、自動在庫&配送発注管理サービス「GoNOW」を展開している。

この取り組みは、「未来への持続可能な仕組みづくり」「ライフラインの安定供給」「労働環境(供給体制)の負荷軽減」「CO2排出量削減によるエコな供給体制構築」の4点を目的としている。
エネコープは、北海道最大規模の11万世帯以上に灯油を供給している。今後、全道展開も見据えており、「デジタル技術を活用することで、地方自治体のネットワークの維持を図り、エネルギーの安定供給および組合員様に対するサービスの向上と地域社会の発展へ貢献していく」としている。

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