アイ・リンク 特定信書便事業許可

アイ・リンク(本間勝行社長、札幌市白石区)は11月26日、北海道総合通信局(豊嶋基暢局長)から特定信書便事業の許可を得た。同30日に札幌第一合同庁舎で許可書の交付式が行われ、本間社長が出席した。道内で許可を受けている特定信書便事業者数はこれで20となった。
 
今回、同社が許可を得た特定信書便役務の種類は、1号役務(長さ、幅及び厚さの合計が73㎝を超え、又は重量が4㎏を超える信書を送達する役務)、2号役務(3時間以内にその信書を送達する役務)。提供区域は、札幌市、江別市、北広島市、石狩市で、来年からの事業開始を予定している。

豊嶋局長は「現在、全国で584社が信書便事業の許可を受けており、ご当地に合わせた多様なサービスを展開している。信書便事業は『モノを届ける』ことに加え、『プライバシーに関わる情報も届ける』性格を持っている。規定の時間通りに届けられなかった場合、代替が効かないケースもある。法令を順守し、高い秘密保持・プライバシー保護の意識を保ちながら、アイ・リンクらしい質の高い、利用者が喜ぶ安心・確実な送達サービスを期待している」と述べた。

本間社長は「軽貨物運送事業の中に信書便事業がどのように組み込めるか検討し、1年前から許可に向けて準備を進めてきた。改めて気を引き締め、車両の法定速度と送達時間の両方を順守しながら、信頼につなげていきたい」と話した。

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コメント

  1. […] “信書”とは、要約をすると「”特定の差出人”と”特定の宛先人”の間で、使途や事実を伝達する書類」になり、 契約書や証明書などの重要書類をイメージして頂くとわかりやすいかと思います。 “特定信書”は、加えて配達方式など付加価値のあるサービスを行う事業で、「大型送達」「短時間送達」「急送送達」などがあります。 元々、信書は郵便以外(つまり郵便局以外)では送れない法制度でしたが、2003年4月の信書便法の施行により許可制にて民間企業でも取り扱いが可能となりました。 今回、当社は道内では20社目となる許可業者となります。 これからも、様々な物流シーンに挑戦していきたいと思います。 ≫【報道資料】「道内20番目の特定信書便事業を許可」【総務省】2021.11.26 ≫【報道資料】「北海道物流ニュース」様で掲載頂きました […]