北見工業大学(鈴木聡一郎学長)は4月6日、地域の情報サイト「ジモティー」を運営する、ジモティー (加藤貴博社長、東京都品川区)とリユースに関する協定を締結したと発表。同社が大学とリユースに関する協定を結ぶことは全国初。
卒業生の粗大ごみを減らすとともに、在学生の学生生活を豊かにしたいという北見工業大学のニーズと、ジモティーの理念が一致し実現。学生団体と連携してまだ使えるモノを集めてジモティーに出品することでごみ減量を図るリユースの実証実験などを企画し、学内のリユース活動を促進していく。
ジモティーは現在、月間1000万人以上が利用、リユース分野において大型の家具や家電を中心に「必要なモノを必要な人へ届ける」場を提供している。
北見工業大学は日本最北端の国立大学で、卒業シーズンには北見市からの転出が多く発生し、多くの不要品が粗大ごみとして排出され、まだ使えるモノも多数含まれていることが課題だった。
卒業生が北見市から転出する際に生まれる不要品を在学生に譲渡することで、在学生がより安価に生活用品を取り揃えることができるようにすることを目指す。
同社では「今後も持続可能な社会の実現を目指し、学校法人と連携したリユース促進を強化していく」としている。