北海道エアポート(蒲生猛社長、千歳市)は6月16日、新千歳空港と仁川国際空港を結ぶ貨物専用のチャーター機が新たに運航すると発表した。新千歳―仁川間を約3時間で結ぶ。
韓国唯一の貨物専門航空会社・Air Incheon(パク・ ヨングァン社長、韓国・仁川広域市)が同日より、同社初となる新千歳―仁川線を貨物専用機で運航開始。B737―800SF型機でチャーター便として週1便(毎週木曜日)の運航を始め、北海道産の海産物などを輸出する。同便は、仁川を10時25分発→新千歳13時25分着。新千歳14時55分発→仁川18時10分着。
スタート初日は、北海道産のホタテを輸出した。
北海道エアポートと仁川国際空港公社(金景旭社長、同)社は昨年9月に「北海道内7空港・仁川国際空港 線の利用促進等に関する業務協約」を締結しており、両社は同協約に基づき、 今後はまず「新千歳-仁川」路線の復便に向けて共同で取り組むほか、同路線を活用した旅客・乗継および貨物増大に向けた共同マーケティング や、北海道、韓国の観光および航空輸送ならびに空港運営業務等に関する情報交換を行ってきた。
同業務協約に基づき、両社が共同で貨物路線の新規就航に向けた営業活動を行い、このたび、両空港間を運航する初めての貨物専用機の就航へと繋がった。
Air Incheonは、同路線の定期便化を目指しており、北海道エアポートと仁川国際空港公社では、「今後も関係者との連携を強化しながら、航空貨物の取扱量の増大を通じ、本路線の定期便化に向けて取り組んでいく」としている。