北海道商事 「女性トラックドライバー採用成功事例集」に掲載

全ト協が7月25日に公表した「女性トラックドライバー採用成功事例集」に、北海道商事(渡邊博英社長、札幌市西区)の事例が掲載された。

同事例集は「広報とらっく」に掲載された女性ドライバーの採用に成功している中小トラック事業者の取り組み内容などの記事を再構成したもので、全国5社の事例が紹介されている。

北海道商事は、ドライバー29人のうち、女性ドライバーは5人。このうち3人が未経験。新人教育に注力し、「基礎知識講習、トラックの点検・運転練習、安全講習、横乗りでの実地指導」などを3カ月間かけて教育し、 試験に合格すると「ひとり立ち」することが紹介されている。

渡邊社長は「丹念な新人教育を行うことで、ドライバーの運転スキルが上達し、ミスやトラブルも減少して、より安全な輸送が実現できるとともに、定着率の向上にも繋がっている」とコメント。

女性ドライバーの声も紹介されており、「他の運送会社のドライバーさんと話す 機会があった際に、『新人を3カ月もかけてじっくり育てて くれる会社はない。すごいことだぞ!』と言われたことがあります。このような新人研修がある会社に入って本当によかったと思う出来事でした」などと掲載されている。 

また、令和3年の2月から3月にかけて見舞われた大雪の際は、「私の担当するルートは、特に道路や駐車場の状態がよくない箇所が多く、非常に苦労しました。しかし、先輩ドライバーや運行管理者の方々が、持ちうる限りの知識と知恵を授けてくれるので、本当にありがたかったです」と紹介されている。

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