人工知能による自動運転システムと車両の開発に取り組むTURING(山本一成社長、柏市)は10月12日、AI自動運転システムの実用性・耐久性の実証を目的に、北海道一周長距離走行プロジェクトを実施し、総走行距離1480㎞のうち、約95%の道のりを自動運転モードでの走行に成功したと発表。
同プロジェクトは、北海道全域を実証実験地区と設定した国内初の取り組み。
同社はこれまで、千葉県内の公道や日本自動車研究所所有の城里テストセンター内で、自動運転システムの開発・検証を実施。今回のプロジェクトでは、自動運転システムの更なる安全性・信頼性・耐久性に関する技術向上を目的として、函館市から札幌市・稚内市・釧路市・帯広市を経由するルートにて北海道内AI自動運転システム一周を実施した。
同社の共同創業者CTOの青木俊介氏は「本プロジェクトでは1300km以上の道のりを自動運転で走破することに成功し、技術レベル・開発速度を示すことができたと自負している。今後も完全自動運転車実現のために、さらなる技術開発・研究を進めていく」とコメント。
同社では、実証結果を用いてAI自動運転技術開発の早期実現を目指すとしている。