海上DXを推進するフューチャークエスト(瀧本朋樹社長、福岡市中央区)は12月15日、北海道を拠点に港湾ロジスティクスを担っているナラサキスタックス(須藤哲也社長、苫小牧市)の協力により、苫小牧市において、低軌道衛星通信を活用したCoastalLink(すべての船舶と港湾が通信可能な状態を提供する海上通信プラットフォーム)の接続評価を11月23日に行ったと発表した。
今回の接続評価は、衛星回線を用いた場合のCoastalLinkの動作への影響を検証することが目的。
この接続実証結果により、CoastalLinkは低軌道衛星通信を活用した場合においても通信機能を発揮することを確認することができた。
国内外の低軌道衛星通信を活用したサービス開発によって、携帯電話が通じにくい遠方でも利用することができる安心安全な海洋デジタル通信の実用化を加速していくために、フューチャークエストでは、協力企業・団体との連携を強化しながら、更なる事業開発、技術開発を進めていくとしている。
CoastalLinkを通して、船舶同士、船舶と地上施設との間のシームレスな通信を実現し、船舶事故の減少に貢献することを目指していくとしている。