アリババグループが運営する中国最大級の越境ECプラットフォーム「Tmall Global(天猫国際、Tモールグローバル)」は3月16日、日本における初の地域産業支援型店舗「Hokkaidoor(北海道とドアを組み合わせた造語)海外旗艦店」を開設したと発表。開設したのは同3日。
同店舗は、北海道開発グループ(高橋孝之社長、札幌市豊平区)が開設し、北海道の菓子メーカーや酒造と取り組んで、アリババの「Tmall Global」と「ツァイニャオ・ネットワーク(菜鳥網絡)」を通じて、北海道の特産品を直接中国の消費者に届ける。
また、アリババの旅行サービスプラットフォーム「Fliggy(フリギー)」において北海道観光をPRする特設ページを公開、北海道の楽しみ方を網羅的に紹介している。
「Tmall Global」は昨年12月グローバルライブコマース連盟海外第1号拠点を日本に設立し、ライブコマースを通じ、より多くの日本製品を中国の消費者に紹介する取り組みを進めてきた。
「Hokkaidoor海外旗艦店」の開設は同取り組みの一環であり、消費者に中国にいながらも旅行気分での買い物体験を提供することで、日本の地域特産品や旅行・観光商品の販売促進を支援する。
Tmall Globalは今後も地域産業支援型店舗を増やしていく予定。アリババグループは今後も、Tmall GlobalやFliggyなどのプラットフォームを通じ、日本の製品とサービスを紹介し、日本の中小企業の中国進出支援を継続していくとしている。