フュージョン(佐々木卓也社長、札幌市中央区)は3月17日、日本郵便が主催する「第37回全日本DM大賞」にて最優秀賞であるグランプリを受賞したと発表。2020年、2021年に続き3度目のグランプリ獲得、6年連続の金賞受賞、16年連続のDM大賞受賞となった。
全日本DM大賞は、ダイレクトメール(DM)施策に対する日本最大のアワードであり、37回目となる今回の応募総数は約700点に上った。入賞した全26作品のうち、グランプリを含む6作品が同社制作のDMとなった。このたびの受賞は、ダイレクトメール単体の成果に加え、デジタル施策との補完・相乗効果に対しても高い評価を得た。
グランプリを受賞した作品は、freeeが広告主の「テンキーチョコで、上場企業の決算疲れをfreee!」。
上場企業の経理部員が気が休まるタイミング(決算開示後=決算月3カ月後)に、箱詰めのチロルチョコを送付。チロルチョコにした理由は、限られた予算のなかでも、経理部全員へ配れるだけの数量が確保できること、また、チョコレートが差し入れアイテムとして馴染み深いため。
DMは箱型の形状で、その中に経理部員が業務でよく目にして いる「テンキー」を模したチロルチョコを詰めた。箱底面には「お仕事の合間にフリーなひとときを過ごせましたか」とメッセージを記載し、ねぎらいの心遣いが伝わる演出を施した。
「テンキーチョコDM送付で経理担当者への接続率が高く、通常のアウトバウンドコールに比べ受付突破率は5倍以上となった」「DMの認知率は50%超と非常に高い結果となり、『チョコを送りました』というフレーズがフックとなり会話が弾みスムーズに商談へ繋がった」といった効果があったとしている。
同社では、今後も良質な顧客コミュニケーションをサポートし、消費者と企業の双方が喜びを共有できる社会の発展に貢献していくとしている。