総合商研・小松印刷グループ・アスコンの印刷3社「共創プロジェクト発足」物流効率化・商品開発など協力

商業印刷・販促支援を展開する総合商研(片岡廣幸会長、札幌市東区)は3月15日、小松印刷グループ(小松秀敏社長、高松市)及びアスコン(中原貴裕社長、福山市)と「3社共創プロジェクト」を発足したと発表。

3社は、それぞれの強みと経営資源を活用かし、印刷業界において事業領域の拡大と強固な経営基盤を構築すべく、経営幹部レベルのプロジェクトスタッフを任命し、会社間の壁を超えた「営業戦略分科会」 「製造部門分科会」「クリエイティブ分科会」の3つの役割毎に意見交換を重ねてきた。これら分科会の成果を経て、2月21日に正式に「3社共創プロジェクト」を発足する運びとなった。

3社は「製造拠点を俯瞰し、物流の効率化から市場競争力の強化を図る」「マーケティング連携による市場提案力強化及びノウハウの共有、新商品・サービスの開発の推進」「1社単独では難しい設備投資や技術開発及び商品開発の共同運用」―といったことを進める。

総合商研は、小松印刷グループと2004年10月1日、アスコンと2017年9月13日にそれぞれ業務提携に関する契約を締結しており、今回のプロジェクトにおいて、印刷会社という枠を超え、各社の強みを活かす「首都圏受注・地方製造」の3社共同事業組織として、更なる業容の拡大、顧客基盤の拡大を図っていく考え。
この枠組みは限定的・排他的なものではなく、「同業・異業を問わず志・理念に賛同いただける企業との新たな協業の可能性も同時に模索していく」としている。

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