北海安田倉庫 アパレル向けパッケージ型RaaS導入

プラスオートメーション(+A、山田章吾社長、東京都江東区)は3月29日、アパレル物流向けに特化したパッケージプラン「t-Sortライト for アパレル」を、安田倉庫グループの北海道地区の拠点である北海安田倉庫(曽根利貴社長、札幌市白石区)に導入したと発表。

北海安田倉庫では、作業者の手作業によるシングルオーダーピッキングで1日3000ピースを作業上限としていたが、「t-Sort」で仕分けることで1日最大7000ピースの作業上限へと作業能力を向上させている。

このパッケージプランは、+A自社開発のWES「+Hub」のクラウド版を採用。高い汎用性に加え、遠隔地においてもリアルタイムのメンテナンスやバージョンアップができ、全国あらゆる現場に初期投資ゼロから、短リードタイムにてRaaS(Roboticsas a Service)の提供が可能となる。

「t-Sort」は、小型の無人搬送車(AGV)の一種で、倉庫内の物品を搬送し、少人数・短期間・大量の仕分け作業を実現するロボットソーター。従来の固定式ソーターと比較し、高い柔軟性(ロボット台数増減で処理能力調整可能、導入後レイアウト変更・移設が可能等)を持つことに加え、圧倒的な短リードタイム(据付不要により、初回相談から1~2カ月で導入完了)と省スペース(固定式ソーター対比50%以下)を実現する。

+Aでは、全国80カ所を超える「t-Sort」の導入実績をベースとして、2022年9月に「t-Sortライト for アパレル」、同11月に「t-Sortライト for ハコモノ」を発売、導入しやすく使いやすいパッケージ型RaaSとして提供してきた。

今後はこれらのパッケージをクラウドの特徴を活かし、さらなる改善やリニューアルを進め、「倉庫の自動化を、もっと身近に、簡単に。」を実現すべく、クラウドパッケージ型ロボットサービスを展開していくとしている。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする