イオン北海道 梱包用ストレッチフィルムをゴミ袋として商品化 物流センターから回収・再生

イオン北海道(青栁英樹社長、札幌市白石区)は6月5日、道内の「イオン」「マックスバリュ」「ザ・ビッグ」 「まいばすけっと」など最大165店舗及びネットスーパー「ネットで楽宅便」において、資源循環型リサイクルの取り組みの一環で開発した「トップバリュベストプライス 荷物を運ぶ時に使う きれいなフィルムを もったいないからもう一度使ったポリ袋」同2日より発売したと発表。
これまでごみとして廃棄されていた、事業過程で発生する梱包用ストレッチフィルムを一元回収して製品化した。

イオンでは、買物袋持参運動や店頭での資源回収など、資源循環の促進に向けて継続的に取り組んでおり、2020年には「イオン プラスチック利用方針」を策定し、使い捨てプラスチックの削減や素材の転換、店舗を拠点とした資源循環モデルの構築を進めている。

このたび発売するポリ袋の原料となる梱包用ストレッチフィルムは、輸送時の破損防止や物流倉庫内で保管する際の積み上げによる荷崩れを防ぐために、商品自体に巻き付けて使用しているもの。これまでフィルムは大半を廃棄処分していたが、汚れや不純物が少なくリサイクルに適した資源であることから、物流センターから回収・再生したリサイクル樹脂を一部使用(外袋20%・本体10%) したポリ袋として発売する。
この取り組みを通じて、将来的には年間約200㌧のプラ資源リサイクルによる製品化につなげていくとしている。

また、イオン本社で排出された書類や紙ごみを全て一元回収して製品化した「リサイクルトイレットペーパー」も発売している。

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