日本郵船 石狩湾新港洋上風力発電向け作業員輸送船「RERA AS」運航開始

日本郵船(曽我貴也社長、東京都千代田区)は7月5日、石狩湾新港洋上風力発電向け作業員輸送船(CTV)の「RERA AS(レラア)」が運航開始したと発表。

「RERA AS」は、石狩湾新港で洋上風力発電設備の建設・運転・保守を行う世界的な風力タービンメーカーのSiemens Gamesa(シーメンスガメサ社)との定期傭船契約に基づき、石狩湾新港でシーメンスガメサ社への引き渡しが完了。今後、日本郵船グループの北洋海運(中野克也社長、苫小牧市)がシーメンスガメサ社との契約のもと、船舶管理と運航を担い、保守作業に関わる作業員輸送を行う。

同船は日本郵船グループとして保有・運航する初のCTVで、日本国内で現在運航中のCTVの中では最大の総トン数を誇る。全長27.10m、型幅9.00m、総トン数138トン、乗客定員数は12人。

アイヌ語由来の「RERA AS」(「風が吹く」という意味)という船名とし、船籍港を石狩に登録。「石狩湾新港での洋上風力発電の安全運転に寄与していく。同事業を足掛かりとして、今後拡大が見込まれる日本の洋上風力発電事業での更なる展開を目指す」としている。

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