ストアプロジェクト(間宮なつき社長、札幌市中央区)は8月8日、江別市において、レンガと商品を物々交換してショッピングする「EBRI STORE」をオープンした。
店舗には、商品の代わりに北海道遺産である江別のレンガが配置され、買い物客がレジにレンガを持っていくと、自動で商品内容が識別される。支払い後、バックヤードにある実商品を店舗スタッフが提供する。
レンガを識別する仕組みは、決済やセキュリティ分野におけるシステム開発を行うインテリジェント ウェイブ(IWI、佐藤邦光社長、東京都中央区)との共創によって実現。IWIが開発したリアルタイムデータ分析ソリューション「AIMD for VE Option」により、レンガをスキャンし画像識別を可能にしている。
今回の取り組みでは、「AIMD for VE Option」の画像認識により、レンガの種類を特定し、該当する商品の情報をPOS端末に連携する。画像認識は自動で行われるため、店舗の利用者がセルフでスキャンをする必要はない。
同技術による省人化および特産品を用いたデータ連携の仕組みは、今回の店舗に限らず全国の地域で活用が可能。今回の取り組みによって、店舗における省力化を図るだけでなく、江別市の特色を活かした地域活性化に努めていくとしている。