北ト協は1月24日、札幌駅前通地下歩行空間「憩いの空間」で「引越事業者優良認定制度(引越安心マーク)及び引越分散引越キャンペーン」を行い、市民に対し、のぼり旗の掲示のほか、チラシや各種ノベルティグッズを配布して啓発した。
同ト協事務局のほか、札ト協事務局、札ト協引越部会(松橋謙一部会長、山登運輸)の役員、北海道運輸局職員ら十数人が参加し、地下歩行空間を通行する一般消費者に向けて、引越安心マークについて「引越事業者選びで悩んだら、このマーク」「引越安心マークは、引越のルールを守ります」などとPRするチラシを配布した。
また、3月・4月の繁忙期の引越について「早めの依頼や混雑時期を外した引越しを検討」するよう呼びかけるチラシをポケットティッシュとともに配布、3月下旬から4月上旬までの引越し混雑予想カレンダーも同封した。
このほか会場には、「引越しの流れとポイント」を示したパネル展示、プロジェクターを活用しての動画放映、引越相談窓口の開設、引越関連グッズの展示などを行った。
引越時期の分散については、北海道運輸局でも1月21日、「引越は、3月から4月にかけて依頼が集中する。ピーク時期の引越を避けるなどの引越時期の分散化に御協力をお願いしたい」とする呼びかけを行っている。
同運輸局では、「3月においては、通常月と比べて引越件数が約2倍となっており、人員と車両の両方の確保の面からピーク時の対応が難しくなってきている。各引越事業者においては、計画的なドライバーや車両の確保に努めているところだが、トラブルなくスムーズに引越を行うために、利用者の方々におかれても、ピーク時期の引越を避けるなどの協力をお願いする」としている。
また、「昨年6月には作業員不足等の課題に対応するため、解約・延期手数料の見直し等を内容とする標準引越運送約款の改正を行っている。利用者の方々におかれては、事前に手配した車両やトライバー等の活用が図れない事態の発生を防ぐためにも、直前の解約・延期が生じないよう理解・協力をお願いしたい」と注意喚起している