メディカルシステムネットワーク 医薬品在庫管理システム「LINCLE」提供開始

なの花薬局を運営するメディカルシステムネットワーク(田尻稲雄社長、札幌市中央区)は10月5日、医薬品在庫管理システム「LINCLE(リンクル)」の提供を開始すると発表した。

「LINCLE」は、薬局の対物業務を効率化し、「対人業務」へのシフトを可能にするもの。既に同社グループ薬局400店舗以上で運用しており、対物業務にかかる時間を大幅に短縮することで、より患者に向き合う時間を創出している。
薬局を運営する企業に同システムを提供することで、医薬品在庫管理業務を効率化し、対人業務に取り組む時間の確保をサポートするとしている。また、在庫管理の適正化ができ、医薬品の欠品や廃棄を防ぐことができる。在庫管理の適正化は、医薬品卸会社への返品や急配依頼を削減し、業界全体の流通改善につながる。

「LINCLE」は、過去の処方量や来局頻度などの実績から医薬品の需要を予測し、自動で発注することができる。これまで時間を要していた、発注業務にかかる手間と時間を削減する。同社がこれまでの薬局運営ノウハウを元に業務を効率化するために開発。既に全国の薬局400店舗以上へ導入し、店舗での業務効率化に貢献している。これまで毎日1時間程度かかっていた発注業務が、導入後には5分程度に短縮できたケースもあるという。

利用に際しては、サポートチームがサポートする。これにより、店舗の採用医薬品の8〜9割の発注を自動化しており、発注業務の効率化が確認されている。

導入店舗からは「発注業務にかかる時間が劇的に削減でき、対人業務に注力できるようになった」「薬剤師が長時間発注業務に拘束されず、患者さまへの投薬に専念できるようになった」との声が挙がっているという。

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