十勝バス(野村文吾社長、帯広市)は11月14日、同市内の大空地区に「大空ローカルハブ」を同1日にオープンしたと発表。
同社が中核となり構成される「十勝圏公共交通共創プラットフォーム」が主体となって設置したもので、国交省の「十勝・帯広における共創モデル実証プロジェクト」に採択された実証事業。地域住民と公共交通との接点をつくるコミュニティースペースとして、人・モノ・サービスが集うハブを構築する。
路線バス・オンデマンドバスの待合所に合わせ、コミュニティカフェや帯広地方卸売市場から仕入れた生鮮品などを販売する物販コーナーを設けた。また、後部を物流に適した構造に改造した貨客混載バスにより、十勝バス広尾営業所で集荷した商品の輸送・販売も行う。
実証事業として来年1月末まで行うものの、2月以降も営業を続ける予定。
「地域住民にサービスを実際に利用してもらうことで、皆さまの声を事業者間で共有し、地域住民に愛され持続的に利用されるサービスを実装することを目指します」としている。