シズナイロゴス「職員セミナー・経営発表会」 売上高40億円突破 人材ビジネス拡大

シズナイロゴス(伊藤功一郎社長、札幌市白石区)は3月10日、京王プラザホテル札幌で「令和5年度職員セミナー・経営発表会」を開催し、来期の経営方針などを発表したほか、各種表彰を行った。約200人が参加した。

伊藤社長は「3カ年の中期計画初年度となる今期は、売上高は目標の40億円を達成し41・8億円、利益も目標達成の見込み。24年度は売上高42・6億円、25年度は売上高50億円、利益率5%超を目指す。4月から改善基準告示などが変わるが、これらをクリアしながらも利益を保つ仕組みをつくる必要がある。3P L・共同配送・共同保管といった得意分野を高度化するほか、北海道HSL日本語学校への留学生を中心とした人材派遣ビジネスの拡大を図るっ」と経営方針を説明。

「中距離以上の運行など、多くがやりたがらない分野を法令順守で対応することでビジネスチャンスにつながる。軽貨物の分野も可能性があり、拡大する。また、日本語学校は来期定員が20人拡大し、80人体制となる。人材の派遣先も増えており、大手小売店の店内物流の業務も受託した。人材提供を入り口として、物流業務の受託に繋げていければと考えている」と述べた。

このほか、北海道HSL日本語学校の卒業生によるスピーチや、パート社員の永年勤続表彰、社内フォークリフトコンテストの結果報告、今回初めて企画した「自画自賛賞」の表彰、新卒社員の紹介などを実施。北海道コンサドーレ札幌カーリングチームに所属する同社職員の清水徹郎氏が日本選手権優勝し、世界選手権出場を決めたことから、活動報告を行なった。

終了後、管楽器楽団によるコンサートを開いた。フルート奏者の西村航氏を中心としたフルート、オーボエ、ホルン、ファゴット、クラリネットの木管五重奏による演奏が行われた。

伊藤昭人相談役が以前演奏を聞いたことをきっかけとして今回のコンサートを企画。伊藤相談役は「2024年問題がスタートする時期にあり、ある意味、物流が大きく変化する『物流元年』の側面がある。こういったタイミングで少し変わった企画に取り組みたかった。演奏を聞き、心を落ち着かせ、気分転換を図ってもらいたい」と話した。

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