DENZAI （上村浩貴社長、東京都港区）は４月25日、2024年にドイツ・リープヘル社製の2500t吊クローラークレーン（LR12500-1.0）を導入すると発表した。
LR12500 は最新型のクローラークレーンで、日本国内およびアジア太平洋地域では最初の導入となる。同23日にドイツのリープヘル本社にて鍵のハンドオーバー・セレモニーが行われた。
今後、７月にドイツの工場より出荷され、10月に韓国蔚山にて稼働開始、その後は日本国内・海外で稼働予定。
上村社長は「現在保有する1350t吊など、日本に現有する大型クレーンでは15MW級の風力発電機の組立が限界と考えている。発電機の大型化に合わせたクレーンの導入が欠かせない状況であることを受け、2500t吊りクローラークレーンの導入を決めた。導入されれば国内は元より、中国を除くアジア最大の吊能力を持つ移動式クレーンになる。日本にあるクレーンの吊り能力が風力発電開発の限界を決めてはならないと、国内専業大手として思っており、2500t吊クレーンの導入により、更なる洋上風力の開発効率化に寄与したいと考えている」とコメント。
