幸楽輸送(不動直樹社長、札幌市清田区)は7月19日、地域文化活動「カルチャーナイト2024」に親会社の北海道コカ・コーラボトリングとともに参加、地域の子どもらに物流現場を夜間開放した。
同イベントは、札幌市内全域で、地域住民らに対して民間施設や公共施設などを「一夜限りで特別に開放」し、市民が地域の文化や企業活動を楽しみながら学ぶことができる独自の取り組み。あわせて、地域の文化に触れることによって、子どもたちの健全な育成と地域文化の伝承につなげることを目的としている。今回が22回目で、85の施設・団体が参加し、それぞれが持っている専門分野や特色を生かした200以上のプログラムを提供した。
同社は、北海道コカ・コーラボトリングの本社・札幌工場の敷地内で「夜のトレーラー乗車体験」を提供した。ウイングトレーラ、―、2トン冷凍車、フォークリフトなどを会場に用意し、それぞれの車両の役割を説明したほか、乗車体験を提供した。
冷凍車では、冷やしたボディーに入ってもらい、冷感体験をしてもらった。トラクターヘッドは、子どもを乗せて、構内を一周した。リフトでは、フォークを上げ下げし、リフトマンになりきってもらった。子どもらは、ヘルメットや安全ベストを身に着け、歓声を上げながら、楽しそうに物流を見学・体験した。今回、同社の従業員も子どもと共に参加し、親が働く現場を子どもに見てもらう経験も提供した。
参加者はこのほか、北海道コカ・コーラボトリングがコーヒー飲料を製造する際の副産物であるコーヒーグラウンズ(コーヒーの豆かす)を使用したコーヒー石鹸作りを体験した。