北海道電力 泊原発構外に荷揚場設置を検討

北海道電力は1月31日、輸送船を原子力発電所である泊発電所の専用港湾に入港させずに、燃料などの搬入出を行う荷揚場を同発電所構外に設置する検討を行っていると発表した。

輸送船は、使用済燃料運搬船(総㌧数約5000㌧)、低レベル放射性廃棄物運搬船(総㌧数約4500㌧)、新燃料運搬船(総㌧数約2000㌧)などで、これまでは既存港(岩内港)の活用を検討していた。

泊発電所専用港湾に停泊する燃料などの輸送船が津波に伴い漂流し、防潮堤など津波防護施設を損傷させることを防ぐ安全対策が目的。

同社では現在、燃料などを安全で円滑に輸送することを考慮し、「荷揚場は泊発電所に近い泊村内に新設すること」「荷揚場と泊発電所を結ぶ道路は専用道路とすること」について検討を進めており、「引き続き荷揚場の新設に向けて、原子力規制委員会はもとより、その他関係機関、地元の皆さまをはじめ、道民の皆さまに理解いただけるよう、しっかりと説明を尽くしていく」としている。

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