北海道運輸局は、北海道の海事物流産業の人手不足解消に寄与するため、認知度向上を目指す取り組みを関係業界と協働して推進している。
このたび、道内最大の港湾であり、日本国内間の海上輸送取扱量日本一である苫小牧港の物流企業(栗林商会、ナラサキスタックス、苫小牧栗林運輸、苫小牧国際コンテナターミナル)と、北海道内で産業観光を得意とする旅行会社(北海道中央バスシィービーツアーズカンパニー)を、北海道運輸局がマッチングし、道内で初めて「海事物流施設を巡る札幌発着の日帰りバスツアー」が商品化された。

迫力ある港湾施設や荷役を見学し、現地で物流企業から、暮らしを支える物流の役割などを聞き、物流産業の重要性を認識してもらう。ツアーでは、国際条約で立ち入りが制限される国際貨物を扱うコンテナヤードや、貨物船内、物流倉庫が特別に見学できる。
第一弾は8月29日に発着、第二弾は10月に開催する予定。
8月のツアーは「苫小牧の日本一産業観光を巡る第一弾」と銘打って行う。中央バス札幌ターミナルと地下鉄大谷地駅を出発し、苫小牧西港でRORO船をはじめ、ナラサキスタックスの物流倉庫、苫小牧東港コンテナヤードなどを見学する。
現在参加者を募集中。募集人数は25人。最小催行人数は8人。旅行代金は1万1900円。