コメリ(捧雄一郎社長、新潟市南区)は4月18日、苫小牧市の苫東地域に開設したコメリ北海道流通センターの竣工式を開催した。投資総額は約30億円、キャパシティは店舗売上約300億円、同センターを核として、道内100店舗体制を目指している。
敷地面積8万2944㎡、建築面積2万312㎡、延床面積3万7244㎡、鉄骨造りガルバニウム鉄板葺き2階建て。仕分けセンターと商品保管センターの機能を持ち、北海道全域を管轄。100%子会社の北星産業(同)が運営を担う。
記念セレモニーでは、捧社長のほか、高橋はるみ北海道知事、岩倉博文苫小牧市長、ダイフクの下代博社長らによるテープカットが行われた後、捧社長、高橋知事、同センターの多田宏センター長が起動ボタンを押すと、「北海道流通センター祝竣工」と外面に記載された最初の商品がソーターに流れてきた。
あわせて、同センター内に災害支援活動を行うNPO法人コメリ災害対策センターの物資を備蓄し、災害時に必要となる物資の供給体制を整えていることを紹介した。
同社は現在、道内にパワー6店舗、ホームセンター4店舗、ハード&グリーン6店舗の計16店舗を展開しているが、将来的に100店舗体制を目指しており、捧社長は「全国で10カ所目のセンターとなる。より安いデリバリーと店舗での作業削減が可能となり、ローコストオペレーションが実現できる。北海道はコアの商品である資材・建材・園芸などのカテゴリーと市場の相性がよく、100店舗の展開は十分できると考えている。センターの近くからドミナント展開を進め、徐々に出店を増やしていきたい。物流センターをひとつの要としながら、北海道の皆様のお役に立てるよう対応していきたい」と語った。