札ト協(工藤修二会長)は5月21日、京王プラザホテル札幌で定時会員総会を開いた。任期満了に伴う役員改選では、正副会長が大幅に交代し、新体制となった。
工藤会長(トッキュウ)が1期で退任し、松橋謙一副会長(山登運輸)が新会長に就いた。工藤氏は北ト協会長候補として推薦される。
副会長では、大友龍之(大友運送)、野村佳史(丸日日諸産業)の両氏が留任、高橋浩(日本通運札幌支店)、伊藤邦博(札幌定温運輸)、山本晴夫(山光運輸)、堀川和雄(丸北建設運輸)の各氏が退任し、新たに渡邊英俊(北海道フーズ輸送)、中村潤(大斗運輸)、武田秀一(武田運輸)、本間雅実(幌南運輸)、梶浦民夫(三新輸送)の各氏が就任した。
このほか理事として林勇作(日の出運輸)、大塚英夫(開発運輸建設)、中野正嗣(エース)、川上雅彦(大同運輸)の各氏が新任、監事は廣野俊樹(広野運輸)、柳沼伸幸(北寿産業)の両氏が退任、長尾弘志(共通運送)、土屋雅司(土屋・運輸)の両氏が新任した。
松橋新会長は「長時間労働の削減や深刻なドライバー不足などへの対応に向け、労働環境の整備、適正運賃の収受が必要。1066社の会員によりよい情報提供が出来るよう努めたい。ピンチをチャンスに変えるよう諸施策を進めていきたい」と抱負を述べた。
平成30年度は、会員数が21社増加し1066社、協会加入率は68.6%となった。
決算は事業活動収入1億7508万円、事業活動支出1億7260万円。前期繰越収支差額とあわせ2097万円を次期に繰越した。
令和元年度は、予算として事業活動収入1億7974万円、事業活動支出1億8896万円を計上した。
事業計画では、「貨物自動車運送事業法の改正内容の周知」「適正な運賃・料金収受を図るため、契約の書面化及び下請・荷主適正取引推進ガイドラインの普及や原価管理意識の強化」「北海道・本州間のフェリー等利用について、高速道路料金の割引に相当する助成制度の創設等、料金の割引又は支援措置について要望陳情活動」など9項目を掲げた。