北海道の食品輸出拡大に取り組んでいる北海道食品開発流通地興(谷澤廣代表理事、函館市)は、中国の大連天鵬食品有限公司と提携し、アリババ傘下のECプラットフォーム「Tmall(天猫)」よりオンライン旗艦店の開設許可を得て、「北海道食品天猫旗艦店」を開設したと発表。
同ECサイト内で地方に特化した専用ページを開設するのは世界初のケースで、越境ECにより北海道の中小企業の輸出を支援する。札幌ガーデンパレスホテルで4月13日、道内の食品事業者などに向けて説明会を開き、事業概要のほか、中国EC市場や輸出の現状、今後の事業展望などを説明した。
国内市場の縮小が見込まれているとともに、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響により、経済が急激に減速している中、2018年の流通総額において、天猫は世界最大のB2CのECプラットフォームとなっている。
中国のEC市場では、北海道の商品が中国消費者に強く求められており、「北海道食品天猫旗艦店を活用し、食品を中心に北海道の優れた商品を中国巨大マーケットへ輸出するため、低リスクかつ安定した仕組みを構築していく」としている。